コンドームとピルの避妊効能について

女性の体の中には卵巣があります。
そして卵巣の中には卵胞というものがあり、女性の排卵の際にはこの卵胞から卵子が排出されます。
女性が性行為により妊娠するのは、この卵子が男性の精子と結合することによって生じます。
これを受精といいます。
したがって、避妊を望むのであれば、単純に言ってこの受精が妨げられる何らかの方法をとればよいということになります。

男性側の避妊方法としては、コンドームの使用がきわめて一般的です。
男性が射精する直前に性行為を中断する膣外射精という方法は、コンドームの使用と比較すると避妊率は低くなります。
最終的な射精に至る以前にも、カウパー液という精子を含んだ液が男性から出ているからです。
ですから、男性は行為の最初の段階からコンドームを装着することで、避妊率をより高めることができます。

一方、女性の側にも避妊のための手段はいくつかあります。
たとえば、女性が膣内にペッサリーという器具を装着し、男性の精子が女性の子宮内に到達するのを妨げる方法があります。
避妊ゼリーなどの殺精子剤を使用する方法も挙げられます。
加えて、ピル(経口避妊薬)の服用もその方法の1つです。

ピルの中には、合剤ピルと呼ばれるものがあります。
これには卵胞ホルモンと黄体ホルモンが入っています。
これを定常的に服用すると、卵巣が卵子を排出するのをかなりの確率で妨げることが可能になります。
したがって、男性の精子が胎内に到達しても、卵子が存在しないので受精は起きず、妊娠には至りません。
ピルの服用には副作用が伴う場合もありますが、卵胞ホルモンの含有量を少なくすることにより、そのような副作用を減らすことができます。
卵胞ホルモンが少ないピルは排卵を妨げる作用が多少低くなりますが、わずか数パーセントほどの低下にとどまるようです。